選挙で株価は動く?NISA長期投資で動じない理由

資産形成・インデックス投資

※この記事は最初の公開後、最新の情報と僕自身の経験をもとに全面的に書き直しています(最終更新:2026年6月19日)。投稿日と本文の時点にずれがある場合がありますが、内容は更新時点のものです。

参議院選挙が近づくと、決まって「選挙 株価 影響」みたいな検索が増えるらしい。僕も組み込みエンジニアとして淡々と働きながら、ふとそういうニュースを見て「で、結局どうすればいいの?」と思っていた時期がありました。結論から言うと、僕は選挙の結果で自分の積立を1円も動かしていません。今日はその理由を、過去に15万円を溶かした自分の失敗もまじえて、フラットに書いてみます。

結論:選挙で株価が動いても、僕は何もしない

要点だけ先に言います。選挙の結果による株価の変動は「短期のノイズ」で、20年単位で資産を育てる僕みたいな投資家にとっては、ほとんど関係ない。だから僕は選挙前に株を売ったり、選挙後に慌てて買い増したりしません。

これは精神論じゃなくて、自分の資産1,100万円(NISA 700万・米国個別株 200万・現金 200万)を組んでいくなかで、何度も「短期で動こうとして失敗した」経験から出した答えです。むしろ選挙のたびにポジションをいじる人ほど、長期では損をしている印象すらあります。

理由:短期の値動きを当てるのは、プロでも難しいから

このセクションの要点は「選挙結果と株価の関係は、思っているほどキレイに線で結べない」ということ。

たとえば「この党が勝てば景気対策で株高」みたいな話、もっともらしく聞こえますよね。でも実際の株価は、選挙だけじゃなく、アメリカの金利、企業の決算、為替、世界中のニュースが全部混ざって動きます。選挙という1つの要素だけを取り出して「だから上がる/下がる」と当てるのは、料理の味を塩の量だけで予想するようなもので、ほぼ不可能なんです。

元ネタになった記事も結局「選挙の影響は一時的で、長期視点が大事」と言っていました。それ自体は正しい。ただ、その「なぜ一時的なのか」を自分の言葉で腹落ちさせないと、いざ株価が下がったときに人は動いてしまう。僕がそうでした。

僕がFXで15万円溶かした話

投資を始めて間もない頃、僕はFXの自動売買に手を出して15万円を失っています。「短期の値動きを読めば効率よく増やせる」と思ったんですよね。学生時代に仕送りゼロ・近くにスーパーもなくドラッグストアの冷凍食品で食いつないでいた反動か、「早くお金から自由になりたい」という焦りがあった。

でも結果は、相場が思った方向に動かないたびに損が積み上がり、気づけば15万円が消えていました。あのとき学んだのは、「短期の動きを当てにいくほど、自分の感情に振り回されて負ける」ということ。選挙のたびに売買するのも、構造はこれと同じです。だから今の僕は、ニュースで相場が騒いでも口座を開かないことにしています。

具体例:もし選挙ニュースを無視して積立を続けたら

このセクションの要点は「選挙に反応するより、積立を止めない方が数字で得をしやすい」です。

仮に、月3万円をNISAのつみたて枠でS&P500のインデックス(米国を代表する企業500社にまとめて投資する商品。1社の株を買うより、かごに卵を分けて入れるイメージで割れにくい)に20年間積み立てたとします。年利回りを5%と置くと、こうなります。

  • 投資した元本:月3万円 × 12か月 × 20年 = 720万円
  • 20年後の評価額:おおよそ1,230万円前後
  • 増えた分:約510万円

※利回り5%・期間20年はあくまで一例です。実際の相場は上下し、元本割れする年も普通にあります。税金・手数料も考慮していません。

ここで大事なのは、この20年の間に選挙は何回も来るということ。日本でもアメリカでも、政権がコロコロ変わります。でも、選挙のたびに「いったん売っておこう」とやっていたら、上のシミュレーションみたいに淡々と積み上がる形にはなりません。むしろ売買のたびに手数料と税金、そして「買い直すタイミング」を逃すリスクが乗ってくる。何もしなかった人が、いちばん遠くまで行くのが長期投資のおもしろいところです。

なぜこうなるかというと、株価は長い目で見れば「世界中の企業が稼ぐ力」に連動して上がってきた歴史があるからです。選挙は政策の方向性を一時的に変えますが、企業が利益を出し続ける力そのものは、選挙結果でガラッと消えたりしません。だから短期で上下しても、長期では右肩上がりに戻りやすい。これが「一時的」の正体だと僕は理解しています。このあたりの土台の考え方は30代からの資産形成は遅くない。でも今日が一番早い日でも書いているので、合わせて読むと腹落ちすると思います。

提案:選挙より、明日から仕込める3つの行動

要点は「ニュースを追うエネルギーを、仕組みづくりに回そう」です。選挙速報を見る時間があるなら、僕ならこの3つをやります。

① 「選挙で動かさない自動積立」を仕組み化する

感情で売買しないいちばん確実な方法は、自分の判断を挟まない仕組みにすること。手順はシンプルです。

  • STEP1:ネット証券で口座を開設する(マイナンバーと本人確認書類で、最短数日)
  • STEP2:NISAのつみたて投資枠でS&P500か全世界株のインデックスを選ぶ
  • STEP3:金額を決める。最初は月1万円でも十分。無理なら5,000円から
  • STEP4:銀行口座からの自動引落(クレカ積立含む)に設定し、あとは触らない

ここまでやれば、選挙だろうが暴落だろうが勝手に積み上がります。NISAそのものがよく分からない人はNISAとは?初心者向けにわかりやすく解説から入るのがおすすめです。

② ニュースに反応したくなったら「現金比率」を確認する

選挙や暴落で不安になるのは、たいてい「全力で株を買っていて余力がない」ときです。僕は資産の200万円、つまり全体の2割くらいを現金で持っています。これがあると「下がっても、まだ買える」と思えて、夜のニュースで心臓がバクバクしません。明日できることは、自分の現金比率を1回計算してみること。生活防衛資金として生活費の6か月分があるか、まずそこをチェックです。

③ 「変な投資話」に逃げないための知識を1冊分入れる

お金に焦っているときほど、人は短期で増えそうな話に飛びつきます。FXで15万円溶かした僕が言うので間違いない。選挙のドサクサで「○○ショックで儲かる銘柄」みたいな煽りも増えますが、ほぼ釣りです。明日からの一歩として、お金の勉強は何から?元貧乏学生が選ぶ最初の3ステップを読んで、まず正しい順番で知識を入れることをおすすめします。土台があるだけで、怪しい話を一瞬で見分けられるようになります。

まとめ:選挙は「見るもの」、積立は「続けるもの」

選挙の結果で株価は確かに動きます。でもそれは数日〜数週間の波であって、20年かけて資産を育てる僕らにとっては、波打ち際の小さな揺れみたいなものです。僕はその揺れを当てにいって15万円を失い、結局「動かさない仕組み」に行き着きました。

選挙速報は、政治の話として普通に見ればいい。ただ、それを理由に積立をいじるのはやめておく。投票には行く、でも口座は触らない。僕にとっての選挙年の正解は、これくらいシンプルな話です。

筆者のひとこと

正直、僕も最初は「選挙でうまく立ち回れば差をつけられるんじゃ」と思っていました。でも振り返ると、いちばん資産が増えたのは、何も考えずに積立を続けていた期間です。逃げ道として始めた投資だからこそ、消耗しない仕組みに寄せる。これが同じ道を少し先に歩いている僕からの本音です。

※税制やNISAなどの制度は改正される可能性があるため、必ず証券会社や金融庁などの最新の公式情報を確認してください。投資は元本割れの可能性があり、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました