【割安株の見極め方】初心者でも狙える“お宝株”の見つけ方と投資術
はじめに
「株は高くて手が出ない…」「今からじゃ遅いのでは?」そんな不安を抱えている方も多いかもしれません。でも実は、“割安株”と呼ばれる銘柄を見つけられれば、少ない元手でも大きなリターンを狙うことができます。
今回は、割安株(バリュー株)を見極めるための指標や分析方法、実際に儲けるための考え方を、初心者にもわかるように紹介します。
割安株とは?簡単に言うと“お買い得な株”
割安株とは、企業の本来の価値(企業価値)に比べて株価が安い状態の銘柄を指します。いわば、「セール中」の株です。
ただし、株価が安い=割安とは限りません。重要なのは、「本来の価値」と「現在の価格」のギャップです。
割安株を見極める3つの代表的な指標
① PBR(株価純資産倍率)1倍以下が狙い目
- PBR = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
- PBRが1倍を下回っていれば、会社の資産価値よりも株価が低いと判断され、理論上「安すぎる」状態。
② PER(株価収益率)10倍前後が目安
- PER = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
- 利益に対して株価がどれだけ割高かを見る指標。
- 業種にもよるが、10倍以下なら割安とされることが多い。
③ ROE(自己資本利益率)8%以上が好ましい
- ROE = 純利益 ÷ 自己資本
- 会社がどれだけ効率よく利益を出しているかの指標。
- 割安かつROEが高い=「稼ぐ力のあるお買い得株」。
✅参考:ROEの意味と見方(楽天証券)
割安株で儲ける2つの王道戦略
戦略①:市場の見落としを狙う
- 業績が改善中だが、まだ注目されていない企業に投資する。
- 特に、増配や好決算が発表された直後は見直されやすく、株価が大きく上昇するチャンス。
💡たとえば:
三菱HCキャピタルは2023年に好業績・連続増配を発表し、見直し買いで株価が急騰。
戦略②:長期保有で“本来の価値”に収束するのを待つ
- 割安に放置されている企業でも、時間をかけて市場が正当に評価すれば株価は上がる。
- 安定した財務体質&堅実な経営がカギ。
💡理想的な例:
伊藤忠商事はPBRが1倍以下で放置されていたが、業績安定・配当充実により長期で株価が2倍以上に。
割安株投資の注意点
- 割安だからといって、必ずしも“良い株”とは限らない(業績悪化中・衰退業種の可能性あり)
- 一度購入したら、四半期決算や業績見通しは必ずチェック
- 可能であれば、複数銘柄に分散投資すること
まとめ:数字とロジックで“安くて強い株”を探そう
割安株投資は、「安い」だけでなく「中身が良い」企業を探す知的ゲームです。株価がまだ市場に見直されていない段階で買うことができれば、後の大きなリターンにつながる可能性があります。
✅ 今日のチェックポイント
- PBR・PER・ROEの3指標を活用しよう
- 割安かつ成長中 or 安定企業が狙い目
- 長期的な視点で“市場の勘違い”を味方につけよう
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