どうも、「しごととお金のラボ」の管理人です。いきなりですが、昔の僕は「お金の勉強」と聞いても、正直まったくピンときませんでした。大学院生で一人暮らし、財布の中には数百円。スーパーで半額シールを探し回り、周りの友達が当たり前に飲み会に行くのを横目に「自分は何でこんなに余裕がないんだろう」と劣等感に押しつぶされそうになっていました。そんな人間に「資産形成」だの「金融リテラシー」だの言われても、心に1ミリも入ってこないんですよね。
でも、今の僕は28歳の組み込みエンジニアで、個人資産は1,100万円まで増えました。何か特別な才能があったわけじゃありません。ただ「順番」を知っていれば、もっと早く、もっと傷つかずにここまで来られたと思っています。実際、僕は途中で怪しい暗号資産のIPOに飛びついて、なけなしの10万円を一瞬で溶かした過去があります。今日は楽天のマネ活で見つけた「お金の勉強は何からすればいい?初心者向け完全ガイド」を読んだので、昔の自分に語りかけるつもりで、正直な感想と僕なりの行動手順を書いていきます。
引用記事の要点:お金の勉強は「土台→制度→投資」の順番が正解
結論から言うと、この記事の良さは「いきなり投資の話に飛ばない」ところです。世の中の発信って「とりあえずNISA!」「今すぐ証券口座を開け!」みたいに煽るものが本当に多いんですが、この記事はちゃんと土台から積み上げる順番になっていて、そこに好感を持ちました。
記事では、まず「なぜ今お金の勉強が必要なのか」という背景を整理しています。理由はシンプルで、終身雇用や年功序列といった「会社が一生面倒を見てくれる時代」が終わったから。さらに物価の上昇(インフレ)と人生100年時代の長寿化が重なって、国や会社に頼るだけでは将来が成り立たなくなってきている、という話です。だからこそ一人ひとりが自分の力で家計を管理し、将来設計をする力=金融リテラシーが必要だ、と説いています。
そのうえで記事は、お金の勉強を5つのステップに分けています。ざっくり言うと「①家計の把握 → ②支出の見直し → ③制度(NISAやiDeCo)を知る → ④投資を始める → ⑤継続して学ぶ」という流れです。ポイントは、最初の一歩が「投資」ではなく「家計の把握」になっていること。具体例として、家計簿アプリで支出を可視化することや、NISA・iDeCoといった税金が優遇される制度を正しく活用することが挙げられています。そして「悪質な金融トラブルから身を守る判断力が養われる」という一文。僕はここに一番うなずきました。
僕の実体験:知識より大事なのは「変な話に飛びつかない判断力」
記事を読んで一番伝えたくなったのは、お金の勉強で本当に大事なのは「知識の量」じゃなくて「変な話に飛びつかない判断力」だということです。これは、僕が10万円を失って身体で覚えたことです。
少しだけ僕の失敗談を。コロナ禍に給付金10万円が振り込まれたとき、僕はそれをきっかけに投資を始めました。最初に買ったのはコカ・コーラの株。ここまでは慎重派の僕らしい選択でした。ところが、しばらくして「もっと早く増やしたい」という欲が出てきた瞬間に、知人経由で回ってきた怪しい暗号資産のIPO話に手を出してしまったんです。「上場すれば10倍になる」という典型的なやつですね。結果、投じた10万円は一瞬でゼロ。上場すらしませんでした。
あのとき痛感したのは、「お金に困っている人ほど、変な話に飛びつく」という事実です。心に余裕がないと、人は『これで人生逆転できるかも』という言葉に冷静さを奪われる。貧乏学生時代の劣等感を引きずっていた僕は、まさにそのカモだったわけです。この記事が言う「基礎の順番」を知っていれば、僕は10万円を守れたと思います。
一方で、土台を固めた今の僕のお金はちゃんと働いてくれています。大学院1年のときに月1万円から始めたつみたてNISAのS&P500は、淡々と積み立てを続けた結果、含み益はプラス。コア(土台)をインデックスで固めているからこそ、リスク枠で多少やられても全体は揺るがない。これが「分散」の正体です。分散って難しく聞こえますが、要は『卵を一つのカゴに盛らない』こと。全部を一つの個別株に賭けたら、それが転んだ瞬間に全財産が割れます。でも複数のカゴに分けておけば、一つ落としても朝ごはんのオムレツは作れる。僕はそんなイメージで捉えています。
ちなみに僕の今のポートフォリオは、8〜9割がつみたてNISAのインデックス、残り1〜2割でトレンドの個別株、そこにビットコインの少額積立。検討中なのは将来の不動産投資です。10万円を溶かした過去があるからこそ、リスク枠は『失っても夕飯に困らない範囲』と決めています。
制度を使うと実際いくら得する?iDeCoの節税シミュレーション
記事には「NISAやiDeCoを正しく活用すれば効率的に資産形成できる」とありますが、抽象的なので僕が具体的な数字に落としてみます。結論、制度を使うだけで会社員は年単位で数万円〜十数万円トクします。
たとえば年収400万円の会社員が、iDeCoで毎月2.3万円(年間27.6万円)を積み立てたとします。iDeCoの掛金は全額が所得控除になるので、ざっくり所得税10%+住民税10%=20%分が戻ってくる計算です。すると年間で約5.5万円。これが10年続けば、運用の利益とは別に、節税だけで約55万円が手元に残る計算になります。何もしなければ税金として消えていたお金が、です。
NISAはiDeCoのような所得控除はありませんが、その代わり投資で出た利益にかかる約20%の税金がまるごとゼロになります。仮に20年で投資の利益が200万円出たとしたら、本来なら約40万円が税金で引かれるところ、NISAなら丸ごと自分のもの。これは『使わない理由を探すほうが難しい』レベルの優遇です。とはいえ、iDeCoは原則60歳まで引き出せないという縛りもあるので、生活防衛資金(=何かあったときの貯金、目安は生活費の半年分)を確保してから始めるのが鉄則です。
昔の貧乏学生の僕へ:明日からできる3つの具体アクション
正直に言うと、当時の僕がこの記事を読んでも、最後まで読めなかったと思います。「お金がないのに勉強する余裕なんてない」って閉じていたはず。だからこそ、ここでは『お金がなくても、今日からタダでできる』超具体的なアクションに絞って3つ紹介します。これだけやれば、お金の勉強の8割は始まったも同然です。
① 家計簿アプリで1週間だけ支出を記録する
いきなり節約しようとしなくていいです。まずは「自分が何にいくら使っているか」を見るだけ。マネーフォワードなどのアプリにカードを連携すれば自動で記録されます。僕も最初にこれをやったとき、コンビニとサブスクで月1万円以上ムダにしていたことに気づいて愕然としました。可視化は、それだけで支出が減る魔法です。
② 本を1冊だけ読む(おすすめ2冊)
ネットの断片情報を追うより、体系立った本を1冊読むほうが圧倒的に効率的です。僕が初心者にすすめるのは『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長)と『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ)の2冊。前者は家計の見直しから制度まで網羅、後者はインデックス投資の心構えが学べます。図書館で借りればタダです。
③ 怪しい話の「ヤバさ判定リスト」を持つ
これは10万円を溶かした僕からの切実なお願いです。「元本保証で高利回り」「今だけ」「あなただけ」「上場すれば確実に値上がり」——このどれか一つでも出てきたら、9割は詐欺か、それに近いものです。リスクを確認するポイントは「最悪、いくらまで失っても生活が壊れないか」を先に決めること。これだけで人生を狂わせる失敗は避けられます。
この3つは、土台ができてから初めてリスクを取る、という順番の入り口です。記事の言うとおり、家計→制度→投資の順番だけは絶対に飛ばさないでください。
まとめ
今回の記事のポイントは「お金の勉強は土台→制度→投資の順番」という王道でした。そして僕が10万円の全損から学んだのは、知識以上に『変な話に飛びつかない判断力』こそ最強の防具だということ。明日からできるのは、①家計簿アプリで支出を見る、②本を1冊読む、③怪しい話のヤバさ判定リストを持つ、の3つです。貧乏学生だった僕でも28歳で個人資産1,100万円まで来られたのは、特別な才能ではなく、ただ順番を守っただけ。あなたも今日、最初の一歩を踏み出せます。
制度は改正される可能性があるため、最新の公式情報を確認したうえで、投資判断はあくまで自己責任で行ってください。
筆者のひとこと
正直、あの10万円の全損は今でもチクッと痛みます。でも、あの失敗があったからこそ「精神論じゃなく現実の手順を伝えたい」と思えるようになりました。お金の勉強は、未来の自分と、いつかの子どもを守るための優しさだと思っています。昔の僕みたいに食うものに困った経験がある人ほど、焦らず一歩ずつ。同じ道を少し先に歩いている先輩として、ずっと応援しています。

コメント