「気づいたら今月も食費がオーバーしてる…」共働きで二人暮らしをしていると、こんな経験は珍しくないですよね。平日は疲れて帰ってきて、自炊する気力なんて残っていない。そういう日についコンビニやテイクアウトに手が伸びる――。僕も組み込みエンジニアとして働きながら共働き世帯を経験しているので、この感覚はめちゃくちゃよくわかります。
今回紹介する記事は、共働き・二人暮らしの食費平均と、平均以下を実現するための節約術をまとめたものです。正直に言うと、これを読んで最初に思ったのは「あ、これ昔の僕が一番読みたかったやつだ」ってことでした。貧乏学生時代、食べるものにも困っていた僕にとって、お金の話はずっと切実なテーマだったからです。
ただ、ひとつだけ最初に言っておきたいのは、節約は「ゴール」じゃなくて「スタート」だということ。浮いたお金をどう使うかまで考えて、初めて節約は意味を持ちます。この記事では、元記事の内容を整理しつつ、僕自身が実際にやっている「仕組みで食費を縛る方法」、そして節約で浮いたお金を未来にどう回すかまで、同じ道を少し先に歩いている先輩として正直に話していきますね。
共働き・二人暮らしの食費はいくら?元記事の要点を整理
まず元記事のいちばん大事な数字から。総務省統計局が2024年に実施した家計調査によると、勤労者世帯で二人暮らしの食費の平均額は75,254円だそうです。この金額には日々の食料品費だけでなく、外食やテイクアウトといった飲食サービス費も含まれています。
「75,254円って意外と高いな」と感じた人も多いんじゃないでしょうか。でも僕は逆に「まあそうだよな」って妙に納得してしまいました。だって共働きって、とにかく時間がないんですよ。平日は料理の時間が取れず外食やテイクアウトに頼るケースが多くなる。健康志向や時短ニーズから割高な宅配ミールキットを使う家庭も珍しくない。これらが積み重なれば、月7万円台に届くのは自然な流れだと思います。
手取りに対するバランスの目安として、元記事では「エンゲル係数」を紹介しています。これは消費支出に占める食費の割合のこと。家計のバランスを保つには、手取り収入の15〜20%以内に食費を抑えるのが理想とされています。二人合わせた月の手取りが40万円なら、食費の目安は6万円〜8万円程度。まずは「自分たちの食費が手取りの何%にあたるか」を知ることが、家計改善の第一歩だと書かれていて、ここは本当にその通りだと思います。
そして元記事は、食費が高くなりがちな共働き家庭の特徴として、(1)外食が多い、(2)食材や調理法へのこだわりが強い、(3)アルコールやスイーツなど嗜好品・贅沢品が多い、(4)食品の無駄(廃棄)が多い、(5)買い物へ行く回数が多い、の5つを挙げています。さらに月3万円台を実現する節約術として「予算を決める」「まとめ買い」「コンビニ利用を控える」「外食を減らす」「食品ロスを減らす」「家計簿をつける」「FPに相談する」の7つを紹介しています。
個人的に良いなと思ったのは、記事が外食やコンビニ利用を「責めるトーン」じゃなくて、生活実態を踏まえて書いていたところ。忙しい人を悪者にしない姿勢には好感が持てました。
僕が「うーん」と引っかかった部分と、実際にやっている節約法
ただ、ひとつだけ僕の「怪しい話センサー」が反応した部分があります。それは節約術7選の最後に「FPに相談する」が入っていて、その後しれっと無料セミナーへの導線になっているところです。
誤解しないでほしいのですが、FP相談そのものが悪いわけじゃありません。お金の専門家に相談するのは選択肢としてアリです。でも、覚えておいてほしいのは「無料には無料の理由がある」ということ。無料相談や無料セミナーは、たいてい裏で保険や不動産といった商品を売る出口があります。お金に困っている人ほど「無料」という言葉に弱いので、ここは読者として一歩引いて見てほしいんです。
なぜ僕がここまで言うかというと、僕自身、なけなしの10万円を怪しい暗号資産のIPOで全損した過去があるからです。あのときの僕は本当にお金に困っていて、「これで一発逆転できるかも」って変な話に飛びついてしまった。お金がない時って、判断力が本当に鈍るんですよ。だから「無料」を入り口にした導線には、つい厳しい目を向けてしまうんです。これは職業病というより、痛い目を見た人間の防衛本能ですね。
じゃあ自分ならどうするか。僕の場合、食費の節約で一番効いたのは、元記事にもある「予算を決める」と「家計簿をつける」のシンプルな2つでした。具体的には、マネーフォワードというアプリで支出を自動で見える化して、「今月、食費にいくら使ったか」が一目でわかる状態を作っています。クレジットカードや電子マネーと連携しておけば、買い物のたびに自動で記録されるので、自分で入力する手間もほとんどありません。
これだけで、無駄な外食が自然と減るんです。気合いとか我慢じゃなくて、「仕組み」で管理するのがコツ。組み込みエンジニアの僕からすると、人間の意志なんて信用ならないんですよ。だからこそ、システムで縛るのが正解だと思っています。「今月もう食費2万5千円使ってるのか…じゃあ今日は家にあるもので済ませよう」と、数字を見るだけで行動が変わる。これが見える化の力です。
そして、もし貧乏学生時代の僕がこの記事を読んでいたら――たぶん「食費3万円台って、そんなの余裕でやってるわ」って思ったでしょうね(笑)。当時は食べるものにも困っていて、節約術どころか「節約しかない」生活でしたから。でもあの頃の僕に本当に必要だったのは、節約のテクニックじゃなくて「正しいお金の知識」でした。月1万円でいいからインデックス投資を始めること、怪しい話には絶対に乗らないこと。これを誰かが教えてくれていたら、僕は10万円を溶かさずに済んだかもしれません。
明日からできる!食費の節約と「浮いたお金の活かし方」
ここからは、同じ道を歩いてきた先輩として、明日から実践できる具体的なステップをお伝えします。ポイントは「節約」と「その先」をセットで考えることです。
ステップ1:家計簿アプリで食費を自動で見える化する
まずはマネーフォワードなどの家計簿アプリを入れて、カードや電子マネーと連携しましょう。手入力はほぼゼロで、勝手に食費が集計されます。最初の1ヶ月は節約を意識せず「今いくら使っているか」を知ることだけに集中してください。現状を知らないと改善のしようがないからです。
ステップ2:手取りの15〜20%を食費の上限予算に設定する
元記事のエンゲル係数の考え方を借りて、上限予算を決めます。二人の手取りが合計40万円なら、上限は6万〜8万円。平均の75,254円より少し低めの「月6万円」あたりを目標にすると、ちょうど良い負荷になります。
ステップ3:浮いたお金を「未来の口座」に自動で回す
ここが一番大事です。たとえば食費を平均の75,254円から6万円に抑えられたら、月に約1万5千円が浮きます。この1万5千円を「気づいたら使っていた」にしないために、自動で積立投資に回す仕組みを作るんです。
仮に毎月1万5千円を、年利5%想定(あくまで過去のインデックス投資の一般的な目安で、将来を保証するものではありません)で20年間コツコツ積み立てたとします。元本は360万円ですが、複利で増えると約600万円前後になる計算です。食費を月1万5千円抑えただけで、20年後に240万円ほどの差が生まれる可能性がある――こう考えると、日々の節約のモチベーションも変わってきませんか?
僕自身、つみたてNISAを大学院1年生のときに月1万円・S&P500から始めました。今では個人資産1,100万円まで来ましたが、その出発点は本当に小さな積み立てです。節約は「我慢」ではなく「未来への投資の原資づくり」だと捉えると、ぐっと前向きになれます。
新しく投資を始めるなら、まずは少額のつみたてNISAから。制度の中身については、当ブログのNISA関連記事も参考にしてみてください。節約で浮いたお金を、ただ眠らせるのか、未来に働かせるのか。その差は20年後に大きく効いてきます。
まとめ
共働き・二人暮らしの食費平均は75,254円。決して低くない数字ですが、忙しい生活を考えれば自然な結果でもあります。大事なのは、無理な我慢でゼロにすることではなく、家計簿アプリで「見える化」し、予算という仕組みで縛ること。気合いより仕組みです。
そして、節約はゴールではなくスタート。浮いたお金を未来にどう回すかまでセットで考えてください。月1万5千円でも、長い時間をかければ大きな資産になります。昔お金に困って10万円を溶かした僕だからこそ、「正しい知識があれば違う選択ができる」と強く伝えたいです。無料の甘い言葉に飛びつく前に、まずは自分の手で小さな一歩を踏み出してみてくださいね。
筆者のひとこと
正直、貧乏学生時代の僕に一番言いたいのは「節約より先に、お金の知識を持ってくれ」ってことです。あの頃の僕は節約は得意だったけど、その先がなかった。だから変な話に騙された。この記事を読んでいるあなたには、同じ失敗をしてほしくないんです。食費の見直しは、未来の自分への第一歩。一緒に少しずつ前に進んでいきましょう。
※本記事は筆者の実体験に基づく個人的な見解です。税制や各種制度は改正される可能性があるため、最新の公式情報を必ず確認し、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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