ふと昔のことを思い出した。大学時代、仕送りはゼロ、奨学金もなし。家の近くに駅がなくて、徒歩圏にあるのはコンビニくらい。だから時給の安いコンビニでしかバイトできなかった。スーパーも遠くて、ドラッグストアで売ってる冷凍食品とちょっと萎びた野菜で生活してた。
当時の僕は、お金の苦しさを「精神論」じゃなくて「リアルな数字」で知った。財布の中の小銭を数えて、今日はこれで足りるかって計算する感覚。あれは経験した人にしか分からないと思う。
今、変わったこと
あれから資産は1,100万を超えた。生活も、もう小銭を数えなくていい。でも、これを書いていて一番気づいたのは「お金が増えても、不安が完全に消えるわけじゃない」ってことだった。
金額のケタは変わったのに、根っこにある「働き続けられるんだろうか」という恐怖はそんなに変わってない。むしろ守るものができたぶん、別の不安が出てきた感じすらある。
でも、確実に良くなったこと
学生の頃の僕は、お金がないせいで「選べなかった」。バイト先も、住む場所も、食べるものも。選択肢がない状態って、それ自体がすごくしんどい。
今の僕は、少しだけ選べるようになった。嫌な誘いを断れる。気になる本を値段を見ずに買える。好きな車を一台、20年乗るつもりで買うことも考えられる。お金は「贅沢するため」じゃなくて「選べる自分でいるため」にあるんだなって、今になって思う。
あの頃、もし正しい知識があったら。月1万でもいいから早く積立を始めていたら。そう思うことはある。でも過去は変えられないから、せめて今の自分にできることを淡々とやっていく。これが、貧乏だった頃の僕に唯一返せる答えなのかもしれない。

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